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小説

​作品一覧

​小説

■『残星を抱く』(2022年、祥伝社)

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母娘二人だけのドライブの帰り道、青沼柊子は峠の展望台で、暴行の現場を目撃する。暴漢は柊子たちを逃すまいと車の前に立ち塞がるが、かまわず柊子がアクセルを踏むと、サイドミラー越しに男の影が崖下へと転落していくのが見えた。

男が死んだのか思い悩む柊子だが、県警捜査一課の刑事を務める夫の哲司には正直に話せない。すると翌日、マンションのポストに告発文めいた脅迫状が投函されていて――。

■『マザー・マーダー』(2021年、光文社)

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息子を溺愛し、学校や近隣でトラブルを繰り返す母親。
家から一歩も出ず、姿を見せない息子・最愛の息子は本当に存在しているのか――。

歪んだ母性が、やがて世間を震撼させるおぞましい事件を引き起こす。
めくるめく、どんでん返し。全方位に仕掛けられた罠。
企みと驚きに満ちた連作短編集。

■『妻は忘れない』(2020年、新潮文庫)

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私は夫に殺されるかもしれない。
義父の弔問に訪れた前妻の佑香と夫は、よりを戻したのではないか。
苦悩が募る中、私は通勤バッグにあるものを発見してしまう(表題作)。

日常を一本の電話が切り裂いた。
大学生の息子・哲生が元交際相手を傷害する事件を起こし、事情を聴いているという刑事からだった(「戻り梅雨」)。

平凡な家庭に潜む秘密を鮮やかに浮かび上がらせる五編。

■『夫の骨』(2019年、祥伝社文庫)

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昨年、夫の孝之が事故死した。
まるで二年前に他界した義母の佳子の魂の緒に翳めとられたように。
血縁のない母を「佳子さん」と呼び、他人行儀な態度を崩さなかった夫。
その遺品を整理するうち、小さな桐箱の中に乳児の骨を見つけた「私」は疑問を抱く。
夫の死は本当に事故だったのか、その骨は誰の子のものなのか。
猜疑心に囚われた私は――(表題作)。

家族の軋みを鋭く捉えた九編。

■『がらくた少女と人喰い煙突』(2017年、河出文庫)

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強迫性貯蔵症という、がらくた集めが生きがいの少女・陶子の前に、
心理カウンセラーの桜木が現れた。

しかし、実は彼は他人の秘密を覗かずにはいられない窃視症を抱えていた。
ふたりは陶子の治療のために狗島で行くが、そこで凄惨な首なし殺人事件が起きる。

事件の解明ともに島の哀しい歴史が明かされていく。

■『或る集落の●』(2015年、kindle)

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田舎の集落にクラス姉を尋ねた「私」だが、姉は姉でないものに変貌していた――(「べらの杜」/第8回『幽』怪談文学賞短編部門で最終選考に残った作品)。

やくざの下っ端の「俺」と、田舎の集落の出身で自分を人間じゃないと言い張る不思議な「兄弟」の物語(「がんべの兄弟」)。

青森県のとある集落にまつわる、不思議で恐ろしい四編。

■『Sのための覚え書き かごめ荘殺人事件』(2012年、宝島社文庫)

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おぞましい因習が残る、青森県P集落。
大学の同僚である教授・三崎忍に同行し、二十年ぶりに帰郷する「私」には、苦い思い出の土地だった。

途中の新幹線で、「私」たちは同じ場所を目指す心理カウンセラーの桜木と出会う。

そして、雪に閉ざされた縁切り寺で、世にも奇妙な連続殺人事件が起きる。
その事件解明に推理力を発揮する桜木だが、実は他人の秘密を覗かずにはいられない窃視症で――。

■『不知火判事の比類なき被告人質問』(2022年、双葉社)

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誰もみたことのない衝撃の逆転裁判がはじまる――。
フリーライターの湯川和花は殺人事件の裁判を傍聴するのだが、結審直前に衝撃的な被告人質問を目の当たりにする。

左陪席の不知火春希裁判官が予想外の質問を被告に投げかけ、悲しすぎる事件の真相を自白のもとに晒して法廷の景色を一変させてしまう。

こうした不知火判事の質問は「他に類を見ない質問」と法曹関係者の間で囁かれていた。

どんでん返しの新女王”が放つ、衝撃の逆転裁判ミステリー!

 

漫画原作

■『やぎのふしぎ 加藤山羊×矢樹純 初期短編集』

 (2021年、加藤山羊著、ナンバーナイン)

『リモート・パラサイト~顔のない鬼が僕らを喰らう 上・下』

 (2020年、加藤山羊著、ボニータ・コミックス/秋田書店)

『怪談ルゥプ(1)~(6)』

 (2020年~2022年、加藤網未著、GANMA!)

『バカレイドッグス Loser(1)~(5)』

 (2019年~2021年、青木優著、ヤンマガKCスペシャル/講談社)

『バカレイドッグス(1)~(3)』

 (2018年、青木優著、ヤンマガKCスペシャル/講談社)

『イミガタリ~忌み語り~』

 (2017年、加藤山羊著、まんが王国コミックス/ビーグリー)

『忌鬼』

 (2017年、加藤山羊著、GANMA!掲載中)

『あいの結婚相談所(1)~(4)』

 (2014年~2017年、加藤山羊著、ビッグコミックス/小学館)

■『禁忌 絶対にやってはいけない13のこと』

 (2014年、加藤山羊著、少年チャンピオン・コミックス/秋田書店)

■『女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム』

 (2010年、加藤山羊著、ビッグコミックススペシャル/小学館)

■『イノセントブローカー』

 (2008年、加藤山羊著、ビッグコミックススペシャル/小学館)

エッセイ

小説宝石2022年1・2月合併号「詰め込む力」

■東奥日報2022年1月5日付新春エッセー「二度目のスタートライン」

■小説すばる2020年10月号「筋活」

漫画原作
エッセイ
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